目の濁りは、どのくらいの人に起きている?
年をとると、目の中でレンズの役目をする「水晶体」の中心が濁ってくることがあります(核白内障)。この研究では、たくさんの高齢者のデータをコンピュータのモデルにあてはめ、年齢とともにどのくらいの割合で濁りが進むのかを数字で描き出しました。
出典:Kodera S 他. Comput Biol Med 2020; 126: 104009.
CATARACT × CLIMATE
暑さは、白内障や老視(老眼)のリスクとどう関わるのか
日本白内障学会 × 水晶体研究会 共同企画
年をとると、目の中でレンズの役目をする「水晶体」の中心が濁ってくることがあります(核白内障)。この研究では、たくさんの高齢者のデータをコンピュータのモデルにあてはめ、年齢とともにどのくらいの割合で濁りが進むのかを数字で描き出しました。
出典:Kodera S 他. Comput Biol Med 2020; 126: 104009.
気候のちがう5つの都市をくらべて、紫外線の量と、目の中にたまる熱(熱負荷)が、白内障の多さとどう関係するかを調べました。
出典:Kinoshita K 他. Environ Sci Pollut Res Int 2023; 30(59): 123832–123842.
日本全国の医療データ(健康保険の診療記録)を使った大規模な解析で、熱中症にかかったことがある人は、その後に白内障(とくに核白内障)になりやすいかどうかを調べました。
出典:Takayama Y 他. Environ Res 2026; 292: 123680.
目の中のレンズ「水晶体」は、実は体の中でもひんやりした場所です。そこで、水晶体の細胞を、ふだんよりも高い温度の環境に置いたときに、細胞のふるまいがどう変わるかを調べました。
出典:Yamamoto N 他. Cells 2020; 9(12): 2670.
ヒトの水晶体の細胞を暑い環境に置いたときに、細胞のエネルギーをつくる「ミトコンドリア」の働きがどう変わるかを調べました。
出典:Takeda S 他. Mol Med Rep 2023; 27(1): 19.
細胞は「ATP」という物質をつくってエネルギーとして使っています。この研究では、白内障手術のときに採取したヒトの水晶体の細胞を調べ、その人の平熱(体温)の高さによって、細胞のエネルギーづくりに違いがあるかを比べました。
出典:武田 他. 白内障学会誌 2022; 34: 76–82.
ラットの水晶体を高い温度の環境に置いて、その中のたくさんのたんぱく質を一度にまとめて調べる手法(プロテオミクス)で、どのたんぱく質が増えたり減ったりするかを解析しました。
出典:Otake H 他. Mol Med Rep 2025; 31(1): 26.
ラットでわかったことを、今度はヒト由来の水晶体の細胞で調べた研究です。同じくたくさんのたんぱく質をまとめて調べる手法を使い、高温にさらしたときの変化を確かめました。
出典:Otake H 他. Medicina (Kaunas) 2025; 61(2): 286.
高い気温が目にどう作用して老視につながるのか、その仕組みを調べました。
出典:Nakazawa Y 他. Med Mol Morphol 2024; 57(4): 268–276.